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ビャッコパシティの人々

基本情報

パシアン人

ヒト型のびゃッこパス。
「デンキウの実」を食べて生きている。(普通の食べ物も食べられる)
普通の人には理解し難い生き方を抱えた者ばかりだが、訳あり者同士互いを許容しあって生きている。

壺入りびゃッこパス

びゃッこパスは液体化し、壺に籠る性質がある。
それぞれのびゃッこパスは腹部に自分の壺を持っており、収納や寝床の役割を果たしている。

パシアン人の壺

パシアン人は下腹部に本体である壺があり、それが割れない限りはいくら体を損傷しても時間が経てば元通りになる。
壺が割れた場合は、体を構成している白い体液が青黒い液体に変わり爆散し、これがパシアン人の「死」となる。
壺がヒビだらけになった状態ではまだギリギリ死なないが、壺が崩れてしまう(壺の形でなくなる)と死んでしまう。

セン状液/サン状液

パシアン人は腹部の壺から出る体液をヒトの形に形成したもの。

通常は「セン状液(せんじょうえき)」と呼ばれる白い体液で、性格や記憶などの個々のパシアン人を構成する"要素"が含まれている。

負傷や傷心など、「精神的な痛み」を感じた場合は、青黒い「サン状液(さんじょうえき)」となって体の外に流れ出る。

パシアン人は壺が割れると死んでしまうが、精神力の低下により壺の中のセン状液が全てサン状液になってしまうと、たとえ壺が割れなくても死んでしまう。

ビャッコパシティの人々

ビャッコパシティで暮らしていたパシアン人たちは、異世界人から「狂人族」と呼ばれていた。

パシアン人

創造狂人パシン

身長:167cm
一人称:ワタシ
性格:性別の通りに振る舞おうとしている、不器用で乙女な人。
好きなもの:マデンス、風、人形
趣味:散歩、猟奇的な芸術
生きがい:創造

【詳細】
マデンスと共にビャッコパシティを作った、最初のパシアン人。
「パシンペン」という体に管が直結したペンで、特殊なキャンバスに描いた絵を実体化させる能力を持ち、エキセントリックでインモラルな作品を作る狂気の芸術家。

パシンの悪趣味なコレクションが展示された美術館「パム」で、手足のない「アグリンブス」という人形と2人で暮らしている。

人のために何かをすることを好むが、それが自分をすり減らしている行為だと気づかない。

【人間関係】
・マデンスとは共にビャッコパシティを作り、「王」を自称するマデンスに「神」としての称号を押し付けられたが、このことはパシンとマデンス以外の誰も知らない。
独占欲の強いマデンスの言いつけによって首輪を着けられている。

・キメラビ、トロビヤスとは特に波長が合うようで、3人で集まってお茶会をすることもある。

【セリフ】
「絵は頭の中にあるものを目で見えるように説明するツールなんだ。」
「ああもう!天気予報を見ておくんだった!」
「君を救ってくれた言葉に呪われてはいけないよ」
「本当はワタシの形見なんかなくたっていいんだよ。形あるものはいずれなくなる。それよりも、時々でいいからワタシらしい何かを作ってほしい。ワタシの本質を受け継ぐことができたら、そこにワタシがいる」

【トラウマ】
・子供の頃の嫌な記憶が起因して今に至っているようだが、パシンは昔のことをあまり語りだがらない。

【関連アイテム】
・画材
・人形
・花
・電池

【キーワード】
・温かな狂気
・不器用な優しさ
・白紙美人
・5月20日

発明狂人マデンス

身長:155cm
一人称:ぼく
性格:そっけなく、他人に対して壁を作りがち。
好きなもの:温かいお茶、蝶、にくる
趣味:折り紙
生きがい:発明による自己実現

【詳細】
「マデンス子ども科学館」で日々新しい発明の研究に没頭しているマッドサイエンティストの少年。
女装をしているが、心が女性というわけではなく、好んで着ているわけでもない。

工学・生物学に長けており、シティのあらゆる建築や生物を発明し、シティで人気のアイドル「こみやにくる」の開発も手がけた。

幼い頃のある出来事がきっかけで、他人からの優しさを素直に受け取れなくなっている。
女装もその頃からするようになった。
他人と心の距離を遠ざけ続けた結果、自分の好意も不明瞭になり、何かを失ってからはじめて愛着に気づくようになってしまった。

【人間関係】
・パシンとは共にビャッコパシティを作った仲。
自分にはないパシンの発想力に内心では劣等感を感じ、不対等の意識を持っているが、その一方で言い表しようのない親しみをもっている。

・にくるの顔は今はなき昔の知人を再現したものであり、マデンスの数少ない心の拠り所となっている。

【セリフ】
「ぼくのアイドルは汚いゲロなんて吐かないからね」
「ぼくは折り紙につく折り目とは、人生における〝学び〟に当てはまるものだと思っている。一見無駄に思えるような工程でも、後々しっかり役に立つ」

【トラウマ】
・幼少期に「他人への配慮」で自分の持っていたものをことごとく消費された経験があり、自分に優しく接しようとしてくる相手にもそっけない態度を取るようになった。

【関連アイテム】
・電球
・ケーキ
・蝶
・月

【キーワード】
・マッドサイエンティスト
・5月21日

刺激狂人ブロビ

身長:170cmぐらい
一人称:ボク
性格:人間としての自我が壊れている。
好きなもの:笑うこと、甘いもの、女の子
趣味:読書(だった)
生きがい:痛みを得て笑うこと。

【詳細】
常に猫背で引きつった笑みを浮かべている刺激中毒のパシアン人。
痛みや強い衝撃を受けると体が勝手に笑い出す体質で「笑っている時は幸せ」という思考回路のブロビは、常に幸せな状態でいるために、身体を破壊したり甘いものを食べ続けている。

よく「アブナジウム錠(月糖衣)」という瓶に入った錠剤を大量に摂取しているが、本人は「か、甘味料だよ…!」と言っている。
あまり賢くなく、計画的な行動が得意ではないため、貯金がない。
拾ってきたジャンク品を売ったり、ネットに投稿した動画の収益で生活している。

複雑な過去のトラウマを拗らせた結果「女性崇拝者」となっている。
とくに「自分のことを気にかけてくれる女性」には、たとえ痛めつけられようとも強い憧れを抱くようになった。
「女」という生き物が持つ要素の全てを神聖視しているため、ブロビをフェミニストだと思って近づくと痛い目を見るだろう。

【人間関係】
・マデンスが男だと知った上で、女として好いている。
・にくるの熱狂的なファンの1人で、よく彼女の家に行っている。

【セリフ】
「ドアの鍵、直そうと思ってるんだけど、すぐ忘れちゃうんだぁ〜」
「ボクはいつもこうだ〜〜〜!!(号泣)」

【トラウマ】
・労働
・入院
・女友達

【関連アイテム】
・薬瓶
・医療器具
・お菓子

【キーワード】
・痛み
・タナトフィリア
・ナース

制裁狂人シオキス

身長:179cm
一人称:僕
性格: 礼儀正しいナルシスト
好きなもの:悲鳴、血、機械
趣味:推し活、シューティングゲーム
生きがい:美しい者が命を散らす様子を眺めること

【詳細】
「星祭倶楽部」という月に一度の祭を運営する団体があり、そのリーダーを努めている。

その一方で、シティで悪事を働いた者を捕え、惨たらしい制裁を与える。
しかし、悪事を未然に防ぐことはしない。
彼は秩序のために制裁をするのではなく、制裁をするために秩序をコントロールしている。
その正体は重度のサディスト。

物理的な力は強いほうではなく、むしろ武器や部下の存在があってこその強さなので、機械の暴走や裏切りなどがあればあっさりと腰を抜かしてしまう情けない一面もある。

猫が嫌い。

【人間関係】
・全ての人間に礼儀正しく接するが、同時に獲物として見てもいる。
・「星祭倶楽部」という団体のリーダーで、4人の部下がいる。
・こみやにくるのファン。

【セリフ】
「そんな人が現れたらすぐに通報してください。喜んで制裁します」
「美しさとは、壊れる瞬間が最も強く輝くものですよ、にくるちゃん」

【トラウマ】
・正義
・背中

【関連アイテム】
・ダガーナイフ
・マイク、拡声器

【キーワード】
・サディズム
・制裁

追夢狂人キメラビ

身長:162cm
一人称:あたし
性格: 鋼のメンタルを持つ芸人気質
好きなもの:暗い歌、風見鶏
生きがい:本来の自分らしさを解放すること

【詳細】
暗い歌を歌うシンガーソングライターになる夢を持ちながら、人が捨てた夢を肩代わりしているうちに、厚化粧で老け声の熟女アイドルになってしまった、自称「ベテラン新人アイドル」。
現在はビャッコパシティでアイドル時代に得た芸風を残しつつ、本来やりたかった暗く前衛的な劇音楽をやっている。

無敵のメンタルを持ち、たとえ言葉の暴力を浴びせられてもポジティブな返しができる姿をパシンに尊敬されている。

【人間関係】
・みんなから「姐さん」と呼ばれ、頼れる姉貴分として親しまれているが、それでもほんの少し溜まる心労をパシンとトロビヤスとのお茶会で発散している。

・マデンスを「自分に子供や孫がいたらこんな気分なのかしら」といった感情で見ている。

【セリフ】
「にゃっぴこん♪ キメラビだよんじゅ〜はっさいでぇ〜す☆ 今日は来てくれて、ありがとだ〜ッチュ♡」
「あの子たち、暑さでおかしくなっちゃったのかしら…それとも若さ…?」
「おもしろBBAとわらいなさい」

【トラウマ】
・金欠
・風向き

【関連アイテム】
・風見鶏
・風車
・アコースティックギター
・花束

【キーワード】
・風

抱溶狂人トロビヤス

身長:157cm
一人称:ボク
性格:しっとりしている
好きなもの:白いもの、人の幸せそうな顔
趣味:お菓子作り
生きがい:人に頼られること、甘やかすこと

【詳細】
「チノミヤ」という色々な白いものを扱う雑貨カフェを営む少年。
悩み事を抱えた客が来れば、優しく抱きしめてくれる、深い愛と奉仕精神に溢れた男の娘。
一見良心的で常識的な人物に見えるが、その奉仕精神はどこまでも深い闇のように底がなく、彼自身が意図的に人を傷つけることでなければ、どんな要望でも受け入れるほど、どこまでも他人に尽くせてしまう狂人。

トロビヤスの優しさは、自分自身への興味が極端に薄いことから来るもので、気付かぬうちに彼自身がボロボロになっていたり、彼の優しさの外側で傷つく人が生まれていることもある。

【人間関係】
・複数の人間と親密な関係になりがちだが、浮気性ではなくポリアモリストであり、誰も彼の心を独占することはできない。
だが、ほんの少しだけ弟のことは贔屓しているかもしれない。

・他人に冷たく接しがちなマデンスとは正反対の性質で、マデンスからは苦手意識を持たれている。

・パシンとアグリンブスとは仲が良く、特にアグリンブスには気に入られている。

【セリフ】
「ご一緒にボクの壺のレプリカはいかがですか?」
「ごめんね。ボク、誰か一人だけのものにはなれないんだ」
「君がボクのことを傷付けたいように見えたから、嘘泣きしちゃった…♡」

【トラウマ】
・暗所
・閉所
・空腹

【関連アイテム】
・哺乳瓶

【キーワード】
・メイド
・奉仕
・ポリアモリー

労働狂人ラムジュトス

身長:181cm
一人称:ボク
性格:ちょっと抜けている甘えん坊。
好きなもの:お兄ちゃん
趣味:?
口癖:「ヨシ!」
生きがい:働くこと

【詳細】
・ビャッコパシティ随一の企業「益安堂」の社員。
どんな仕事もスピード解決が彼の主義だが、クオリティは微妙。
ぱっと見は完璧に見えても、中身が雑なことがままある。

・体は大きいが、トロビヤスの弟である。

【人間関係】
・兄のトロビヤスのことが大好きで、兄も人を甘やかすことに長けた狂人であるため、このふたりが揃うと、付け入る隙もないカップルのようなノロケが始まる。
兄からは「ラムちゃん」と呼ばれている。

・仕事ではフターシィたちの現場監督を務める上司であり、フターシィたちも深く物事を考えないため、すんなり慕われている。

【セリフ】
「よぉ〜し、今日も一日、がんばるぞ〜!」
「残業するならちゃんと片付けてから帰るんだよ〜」

【キーワード】
・労働

【関連アイテム】
・ヘルメット

益銭狂人マメナリ

身長:150cm台
一人称:オレさま
性格:守銭奴、銭ゲバ。
好きなもの:金、豆腐
趣味:楽に稼げるゲーム
生きがい:金稼ぎ

【詳細】
・「豆成豆腐店」という店を営んでいるが、シティ随一の大企業のエキアン堂を一方的にライバル視しており、負けじといろんな事業に手を出す。
しかしそのせいで本業の豆腐作りがおろそかになりがちで、店の品数が少なくなったり突然の休業日になると、何か企んでいる証。

・お高く止まった「ですわ」口調で喋るが、所々に商人っぽい関西弁の要素が見られる。

・調子に乗りやすい性格で、金が絡むとブレーキがかからない。
手を出した事業が波に乗ると、更なる儲けを得ようと危ない橋を渡って見事な破産っぷりを見せ、またいつものようにラッパを片手に豆腐を売り歩く日々に戻る。

・手先は器用で豆腐の味は折り紙つき。


【人間関係】
・大豆食品好きなパシンは店のお得意様。

・トッシュとは悪友の関係で、よくマメナリの思いつきで事業協定を結び、騒動に巻き込んでいる。

・こみやにくるのアイドル事業のプロデューサーをやることがある。

【セリフ】
「うまい話があるナリよ!ゲヘヘ!オレさまの新商品!これゼッタイバカ売れですわ!」
「オレさまに1,000シラご投資なさいません? ゼッタイ儲かる話がありますのん!」
「破産ですわーーーッ!!!」

【トラウマ】


【関連アイテム】
・ラッパ
・豆腐

【キーワード】
・成金
・豆

抹筋狂人トッシュ

身長:160cm台?
一人称:テマエ
性格:茶目っ気が多い。
好きなもの:抹茶、筋肉
趣味:運動
生きがい:茶呑み

【詳細】
・いつもボンビージャ(金属製のストロー)を咥えている、お茶好きの狂人。
キリナミ区で「ティープラス/お茶の専門店」という店を営んでいる。
抹茶だけでなく、お茶全般に青汁やミドリムシ粉末も許容範囲だが、一方で黒蜜や金時(小豆)による抹茶への介入は許せないらしい。

・パシアン人の核である自身の壺に「抹筋茶」というお茶を淹れて、マテ茶のように飲んでいる。
パシアン人は壺にも感覚を有しているため、その中にお湯を注げるトッシュには熱に強い耐性があるらしい。
抹筋茶の出涸らしを入れた缶を持ち歩いており、中の出涸らしを食べると筋肉が増大する。

・「抹筋弁」と呼ばれている独特な喋り方をしているが、それに加えて意図的にお茶にちなんだギャグを頻繁に挟むため、抹筋弁との見分け方が難しい。

【人間関係】
・パシンがよく茶葉を買いに店に訪れる。

・マデンスは時々テイクアウトでお茶を買いに訪れる。

・マメナリとは悪友の関係で、事あるごとに事業協定を持ちかけられるが、どうせ破産オチが目に見えているので、毎回必ず受けるわけではない。
お茶に関わる仕事であれば引き受ける可能性が高い。

【セリフ】
「ちょっと待てちゃ!」
「さっきからそう言っとうえんに」
「お茶の話ときたら黙っちゃおれんさ」
「自分の壺でお茶を飲むなんて狂人のすることジャワ」

【トラウマ】


【関連アイテム】
・茶
・粉
・デスクトップPC

【キーワード】
・抹茶
・筋肉

畜群狂人フターシィ

身長:平均160cm前後
一人称:まう
性格:真面目、のんびり、疑わない
好きなもの:?
口癖:?
生きがい:?

【詳細】
ビャッコパシティにたくさんいる量産型群生パシアン人。
シティの労働力など、人手が必要な役職を担っている。
正式名称は「フターツァショツァーシィ」。

基本的には真面目で、与えられた指示に従うが、悪く言えば物事を深く考えず、本能に忠実で愚かな性格。
しかしフターシィ達は互いに意識を共有しているかのような結束力を持っており、大勢が集まれば、それは「大きな力を持った1人の人間」に等しくなるため、シティの人間はフターシィらを対等な人間として扱っている。

ただし放っておくとサボるため、普段は上司のラムジュトスやマデンスが管轄している。

また、全体をコントロールするため、シティの地下にある「オオメンサマ」を神として信仰させている。
個々に自意識はなく、多数で一つの存在であるが、稀にレアな個体もいる。レア個体のほとんどは集団の中にいながら仕事をしていない。

【レア個体】
・サラーライ
いつでもどこでも忙しそうに皿を洗い続けている。

・フェフクスキー
現場で仕事をせず無意味にホイッスルを吹いて腕を振り回している。

・アルチスト
絵を描いてはパシンの元へ添削をしてもらいに行っている。

・パストト捜索隊
シティの中で行方不明となったパストトの捜索命令を与えられた3人組。いくら探しても見つからないので、いつものんびりお茶を飲んでサボっている。

【人間関係】
・ラムジュトスを理想の上司だと思っている。
・マデンスは優秀な科学者だと思っている。
・にくるはおいしい肉だと思っている。

【セリフ】
「入界審査です。身分証明書だしてください」
「あらら〜、びゃッこパシーへの耐性が著しく低いみたいですね。残念ですが入界は認められません。おかえりください」

【関連アイテム】
・工具

【キーワード】

臓物狂人ハラパディン

身長:159cm
一人称:私
性格:おとなしい。惚れっぽい。
好きなもの:臓物、温かいもの
趣味:入浴
生きがい:愛と温もりを感じること。

【詳細】
臓物の温もりを愛するパシアン人。
血の色やにおいに拒絶感はないが、冷たくて硬いイメージを持っているため、グロテスクなものが好きなわけではない。

他人のふとした仕草に惚れやすく、そのまま「あの人の臓物を触りたい」という欲求に直結する。
自分から気持ちを伝えることが苦手だが、欲求が一線を越えると半ば強引に腹を裂きにくる。

体のつくりは男だが、マデンスやトロビヤスとは違い、心は乙女なので、普段は女の子として接してあげよう。


【人間関係】
・大好きだった父親が、毛深くて包容力のある巨漢だったことから、父親のような要素をひとつでも持っていると、その人間に惚れやすい。
基本的に恋愛対象は男性。

・トロビヤスとは非常に仲が良く、よく彼の店を手伝っているほか、アイドルユニットを組み、時々ライブハウスで歌っている。ユニット名は「美熱娼粘」。
過去に一度トロビヤスに頼み込んで彼の腹部を裂かせてもらったことがあり、その時の温もりとトロビヤスの滅多に見られない表情が最高の思い出となった。

・ブロビは簡単に腹を裂かせてくれるので気に入っている。ただ、接し方が人間というよりはペットに近い。

・シオキスには自分と同じような趣味を持った色気のある男というイメージを抱いているが、一方で彼は断固として腹を裂かせてくれないため、ハラパディンはまだシオキスとは心の距離があるのではと思っている。

・にくるは例外的に恋愛対象となっている。
初ライブで自分を認識してくれたことがきっかけで、「臓物に触れたい」という欲求込みで、お近づきになりたいと思っている。


【セリフ】
「私ね、パパから生まれたの。凍えそうな私を包んでくれた優しいパパの温もりを、今でもずっと覚えているの」
「パシンさんは、私と同じ人間じゃないの…?」

【トラウマ】


【関連アイテム】
・ねじれゼリー
・タツノオトシゴ

【キーワード】

人面畜獣ヨツァーシ

身長:約1.6m
性格:大人しい。人懐っこい。
鳴き声:「まうわう」
生きがい:不明

【詳細】
人面獣のびゃッこパス。
食肉用や移動手段として飼われている。
また、一部の異世界では「顔が良い」とされ、剥製としての価値もある。
雑食で、「自分は強い」と思っているので、同族が食べられていても気にしないどころか、共食いをすることすらあるらしい。

ビャッコパシティの企業「益安堂」からヨツァーシのソフビが製造販売されているが、異世界では本来の用途とは違った使われ方をしたことによる事故が頻発し、悪名高い獣名でも知られている。

【人間関係】
・フターシィ達とは顔が非常によく似ている。
・シティでフターシィ達が活発に働いている時期は、ヨツァーシを見かける頻度が減る。

【セリフ】

【キーワード】
・家畜

吸収狂人パストト

身長:180cm
一人称:あたし
性格:好奇心が異常なほど強い
好きなもの:学び、味見。
趣味:インク壺のコレクション。
生きがい:「未知」を知ることだった

【詳細】
かつてビャッコパシティにいたびゃッこパス。
自分の知らないものに出会い、見聞きして、味を知るという"経験"が彼女にとって何よりの快楽だった。
ビャッコパシティの黎明期に狂人族の仲間入りをしたが、ある日を境に姿を消してしまった。

【人間関係】
・パシン、マデンスに続き、3人目のパシアン人

【セリフ】

【トラウマ】


【関連アイテム】
・インク壺

【キーワード】
・知識欲

パシアン人以外の人々

こみやにくる

身長:163cm
一人称:わたし
性格:明るく素直
好きなもの:歌って踊ること
生きがい:生きること

【詳細】
「フレッシュドール」という人の形をした肉の塊。

マデンスによる作品で、ビャッコパシティのアイドルとされている。

好奇心旺盛で感情豊かな人間のように振る舞い、負傷をすれば痛みに反応して必死に生きのびようとする。
しかしそれは全てプログラムされたパフォーマンスであり、彼女の中に意識や感情は存在していない。

肉体のほぼ全てが食用可能なたんぱく質で構成されており、活動停止した肉体は解体して再利用されたり、コラボ先の飲食店やファン向けのグッズなどになる。

とある一体だけを除いて、全てのにくる以外のシティの人々はこのことを知った上で彼女を推しており、「こみやにくるだけが真実を知らない」という体裁で運用されている。

【セリフ】
「にくにこーっ!一にクルクル、にくるくる!三、四がなくて、ごはんのお供…?いつでもフレッシュ、こみやにくるでーす♪」
「このハンバーグ、とってもおいしい!ところでこれ、なんのお肉ですか?」

【キーワード】
・肉塊

アグリンブス

身長:30cm〜(可変)
一人称:?
性格:甘えん坊
好きなもの:チョコチップクッキー、ナゲット、ケチャップ
生きがい:甘やかされること

【詳細】
パシンのイマジナリーフレンド。
「他人から甘やかされたい」という欲求を自己解決させるために作り出した人形。
自ら動いて幼児のように振る舞うが、実際のコンセプトは「甘やかされるために幼児退行をしているひと」であり、本当に幼いというわけではない。

髪脚(はっきゃく)というツインテールのような器官を使って歩いたり手のように動かすことができるため、見た目ほど不自由はない。

会話はほとんどせず、ぬいぐるみの鳴き笛のような声や、クーイングで意思疎通を図る。
ごく稀に「パン」などの簡単な単語を喋ることがある。

ヒトメンバイ

マデンスの研究で生まれた、ビャッコパシティオオメンバイの特殊個体。
二本足で歩き、単純な買い物ができるほどの高い知能を持つため、人間として生活している。
しかし人間ほどの高度な知能はなく、家(巣)に帰らずに野宿するなど、動物のような生活をすることもしばしば。
メンバイ語を話し、人間の会話をある程度理解することはできるが、複雑な読み書きや人間の言葉を話すことはできない。