※現在内容を更新中です。小説版の設定と異なっている場合がございます。
ビャッコパシティで暮らしていたパシアン人たちは、異世界人から「狂人族」と呼ばれていた。
身長:167cm
一人称:ワタシ
性格:性別の通りに振る舞おうとしている、不器用で乙女な人。
好きなもの:マデンス、風、人形
趣味:散歩、猟奇的な芸術
生きがい:創造
【詳細】
マデンスと共にビャッコパシティを作った、最初のパシアン人。
「パシンペン」という体に管が直結したペンで、特殊なキャンバスに描いた絵を実体化させる能力を持ち、エキセントリックでインモラルな作品を作る狂気の芸術家。
パシンの悪趣味なコレクションが展示された美術館「パム」で、手足のない「アグリンブス」という人形と2人で暮らしている。
人のために何かをすることを好むが、それが自分をすり減らしている行為だと気づかない。
【人間関係】
・マデンスとは共にビャッコパシティを作り、「王」を自称するマデンスに「神」としての称号を押し付けられたが、このことはパシンとマデンス以外の誰も知らない。
独占欲の強いマデンスの言いつけによって首輪を着けられている。
・キメラビ、トロビヤスとは特に波長が合うようで、3人で集まってお茶会をすることもある。
【セリフ】
「絵は頭の中にあるものを目で見えるように説明するツールなんだ。」
「ああもう!天気予報を見ておくんだった!」
「君を救ってくれた言葉に呪われてはいけないよ」
「本当はワタシの形見なんかなくたっていいんだよ。形あるものはいずれなくなる。それよりも、時々でいいからワタシらしい何かを作ってほしい。ワタシの本質を受け継ぐことができたら、そこにワタシがいる」
【トラウマ】
・子供の頃の嫌な記憶が起因して今に至っているようだが、パシンは昔のことをあまり語りだがらない。
【関連アイテム】
・画材
・人形
・花
・電池
【キーワード】
・温かな狂気
・不器用な優しさ
・白紙美人
身長:155cm
一人称:ぼく
性格:そっけなく、他人に対して壁を作りがち。
好きなもの:温かいお茶、蝶、にくる
趣味:折り紙
生きがい:発明による自己実現
【詳細】
「マデンス子ども科学館」で日々新しい発明の研究に没頭しているマッドサイエンティストの少年。
女装をしているが、心が女性というわけではなく、好んで着ているわけでもない。
工学・生物学に長けており、シティのあらゆる建築や生物を発明し、シティで人気のアイドル「こみやにくる」の開発も手がけた。
幼い頃のある出来事がきっかけで、他人からの優しさを素直に受け取れなくなっている。
女装もその頃からするようになった。
他人と心の距離を遠ざけ続けた結果、自分の好意も不明瞭になり、何かを失ってからはじめて愛着に気づくようになってしまった。
【人間関係】
・パシンとは共にビャッコパシティを作った仲。
自分にはないパシンの発想力に内心では劣等感を感じ、不対等の意識を持っているが、その一方で言い表しようのない親しみをもっている。
・にくるの顔は今はなき昔の知人を再現したものであり、マデンスの数少ない心の拠り所となっている。
【セリフ】
「ぼくのアイドルは汚いゲロなんて吐かないからね」
「ぼくは折り紙につく折り目とは、人生における〝学び〟に当てはまるものだと思っている。一見無駄に思えるような工程でも、後々しっかり役に立つ」
【トラウマ】
・幼少期に「他人への配慮」で自分の持っていたものをことごとく消費された経験があり、自分に優しく接しようとしてくる相手にもそっけない態度を取るようになった。
【関連アイテム】
・電球
・ケーキ
・蝶
・月
【キーワード】
・マッドサイエンティスト
身長:170cmぐらい
一人称:ボク
性格:人間としての自我が壊れている。
好きなもの:笑うこと、甘いもの、女の子
趣味:読書(だった)
生きがい:痛みを得て笑うこと。
【詳細】
常に猫背で引きつった笑みを浮かべている刺激中毒のパシアン人。
痛みや強い衝撃を受けると体が勝手に笑い出す体質で「笑っている時は幸せ」という思考回路のブロビは、常に幸せな状態でいるために、身体を破壊したり甘いものを食べ続けている。
よく「アブナジウム錠(月糖衣)」という瓶に入った錠剤を大量に摂取しているが、本人は「か、甘味料だよ…!」と言っている。
あまり賢くなく、計画的な行動が得意ではないため、貯金がない。
拾ってきたジャンク品を売ったり、ネットに投稿した動画の収益で生活している。
複雑な過去のトラウマを拗らせた結果「女性崇拝者」となっている。
とくに「自分のことを気にかけてくれる女性」には、たとえ痛めつけられようとも強い憧れを抱くようになった。
「女」という生き物が持つ要素の全てを神聖視しているため、ブロビをフェミニストだと思って近づくと痛い目を見るだろう。
【人間関係】
・マデンスが男だと知った上で、女として好いている。
・にくるの熱狂的なファンの1人で、よく彼女の家に行っている。
【セリフ】
「ドアの鍵、直そうと思ってるんだけど、すぐ忘れちゃうんだぁ〜」
「ボクはいつもこうだ〜〜〜!!(号泣)」
【トラウマ】
・労働
・入院
・女友達
【関連アイテム】
・薬瓶
・医療器具
・お菓子
【キーワード】
・痛み
・タナトフィリア
・ナース
身長:179cm
一人称:僕
性格: 礼儀正しいナルシスト
好きなもの:悲鳴、血、機械
趣味:推し活、シューティングゲーム
生きがい:美しい者が命を散らす様子を眺めること
【詳細】
「星祭倶楽部」という月に一度の祭を運営する団体があり、そのリーダーを努めている。
その一方で、シティで悪事を働いた者を捕え、惨たらしい制裁を与える。
しかし、悪事を未然に防ぐことはしない。
彼は秩序のために制裁をするのではなく、制裁をするために秩序をコントロールしている。
その正体は重度のサディスト。
物理的な力は強いほうではなく、むしろ武器や部下の存在があってこその強さなので、機械の暴走や裏切りなどがあればあっさりと腰を抜かしてしまう情けない一面もある。
猫が嫌い。
【人間関係】
・全ての人間に礼儀正しく接するが、同時に獲物として見てもいる。
・「星祭倶楽部」という団体のリーダーで、4人の部下がいる。
・こみやにくるのファン。
【セリフ】
「そんな人が現れたらすぐに通報してください。喜んで制裁します」
「美しさとは、壊れる瞬間が最も強く輝くものですよ、にくるちゃん」
【トラウマ】
・正義
・背中
【関連アイテム】
・ダガーナイフ
・マイク、拡声器
【キーワード】
・サディズム
・制裁
身長:162cm
一人称:あたし
性格: 鋼のメンタルを持つ芸人気質
好きなもの:暗い歌、風見鶏
生きがい:本来の自分らしさを解放すること
【詳細】
暗い歌を歌うシンガーソングライターになる夢持ちながら、人が捨てた夢を肩代わりしているうちに、厚化粧で老け声の熟女アイドルになってしまった、自称「ベテラン新人アイドル」。
現在はビャッコパシティでアイドル時代に得た芸風を残しつつ、本来やりたかった暗く前衛的な劇音楽をやっている。
無敵のメンタルを持ち、たとえ言葉の暴力を浴びせられてもポジティブな返しができる姿をパシンに尊敬されている。
【人間関係】
・みんなから「姐さん」と呼ばれ、頼れる姉貴分として親しまれているが、それでもほんの少し溜まる心労をパシンとトロビヤスとのお茶会で発散している。
・マデンスを「自分に子供や孫がいたらこんな気分なのかしら」といった感情で見ている。
【セリフ】
「にゃっぴこん♪ キメラビだよんじゅ〜はっさいでぇ〜す☆ 今日は来てくれて、ありがとだ〜ッチュ♡」
「あの子たち、暑さでおかしくなっちゃったのかしら…それとも若さ…?」
「おもしろBBAとわらいなさい」
【トラウマ】
・金欠
・風向き
【関連アイテム】
・風見鶏
・風車
・アコースティックギター
・花束
【キーワード】
・風
身長:157cm
一人称:ボク
性格:しっとりしている
好きなもの:白いもの、人の幸せそうな顔
趣味:お菓子作り
生きがい:人に頼られること、甘やかすこと
【詳細】
「チノミヤ」という色々な白いものを扱う雑貨カフェを営む少年。
悩み事を抱えた客が来れば、優しく抱きしめてくれる、深い愛と奉仕精神に溢れた男の娘。
一見良心的で常識的な人物に見えるが、その奉仕精神はどこまでも深い闇のように底がなく、彼自身が意図的に人を傷つけることでなければ、どんな要望でも受け入れるほど、どこまでも他人に尽くせてしまう狂人。
トロビヤスの優しさは、自分自身への興味が極端に薄いことから来るもので、気付かぬうちに彼自身がボロボロになっていたり、彼の優しさの外側で傷つく人が生まれていることもある。
【人間関係】
・複数の人間と親密な関係になりがちだが、浮気性ではなくポリアモリストであり、誰も彼の心を独占することはできない。
・他人に冷たく接しがちなマデンスとは正反対の性質で、マデンスからは苦手意識を持たれている。
・パシンとアグリンブスとは仲が良く、特にアグリンブスには気に入られている。
【セリフ】
「ご一緒にボクの壺のレプリカはいかがですか?」
「ごめんね。ボク、誰か一人だけのものにはなれないんだ」
「君がボクのことを傷付けたいように見えたから、嘘泣きしちゃった…♡」
【トラウマ】
・暗所
・閉所
・空腹
【関連アイテム】
・哺乳瓶
【キーワード】
・メイド
・奉仕
・ポリアモリー
身長:159cm
一人称:私
性格:おしとやか、ちょっぴり恥ずかしがり屋
好きなもの:臓物、半透明、ふわふわしたもの
趣味:入浴
生きがい:臓物
【詳細】
臓物の温もりが何よりも大好きなパシアン人。
本人曰く、「内臓の温もりが気持ちいい」とのこと。
血の色やにおいに拒絶感はないが、冷たくて硬いイメージを持っているため、特に好き好んでいるわけではない。
シティに来てからは理想の娯楽用臓物を作るため、マデンスのラボや廃病院で半透明の臓物やシュガーミルクに漬け込んだ臓物などを作る研究をしている。
体のつくりは男だが、マデンスやトロビヤスとは違い、心は乙女。
周りと比べてアレが少し太くて大きいのがコンプレックス。
幼い頃に亡くした父も大きなアレを持っており、誇りに思うよう言われて育った。
当時は不満に想っていたが、片親で命をかけて自分を守ろうとする父親の漢気に心を揺さぶられ、その父との繋がりの証として今でも男の体のままでいる。
それでも根本は乙女なので、普段は女の子として接してあげよう。
【人間関係】
・シティに来たばかりの頃、性格や趣味が似通っていたことで意気投合したパシンの計らいで、「人肌に温めた臓器で満たした風呂に入る」という体験をさせてもらった。
それ以降も交友は続いているものの、当初はパシンが自分とまったく同じタイプの人間だと想ってかなり距離を縮めていたが、パシンの自身の性自認の考え方に自分とのズレを感じ、自分とは違う人間であることを理解し、距離感の測り方を考えるようになった。
・トロビヤスとは非常に仲が良く、よく彼の店を手伝っているほか、アイドルユニットを組み、時々ライブハウスで歌っている。ユニット名は「美熱娼粘」。
過去に一度トロビヤスに頼み込んで彼の腹部を裂かせてもらったことがあり、その時の温もりとトロビヤスの滅多に見られない表情が最高の思い出となった。
・ブロビは簡単に腹を裂かせてくれるので気に入っている。ただ、接し方が人間というよりはペットに近い。
・シオキスには自分と同じような趣味を持った色気のある男というイメージを抱いているが、一方で彼は断固として腹を裂かせてくれないため、ハラパディンはまだシオキスとは心の距離があるのではと思っている。
・にくるはおもちゃの認識。ただしゴミ袋同然のように振り回すようなものではなく、「楽しいかわいいお人形さん」という意味でのおもちゃという扱い。
【セリフ】
「私ね、パパから生まれたの。凍えそうな私を包んでくれた優しいパパの温もりを、今でもずっと覚えているの」
「パシンさんは、私と同じ人間じゃないの…?」
【トラウマ】
・
【関連アイテム】
・ねじれゼリー
・タツノオトシゴ
【キーワード】
・
身長:181cm
一人称:ボクぅ
性格:ほんわか
好きなもの:パパ
趣味:?
口癖:「ヨシ!」
生きがい:働くこと
【詳細】
ビャッコパシティ随一の企業「益安堂」の社長の息子で、商品開発会議から雑用までなんでもこなす社員。
常にゆるい雰囲気を漂わせ、うっかり屋で頼りなさそうな印象を持たれがちだが、仕事はスピード解決が彼のスタンスで、日にいくつもの業務をこなす。
与えられた仕事をこなすことだけに意識が集中するので、事故や労災が絶えない。
しかしながら部下のフターシィたちもあまり賢くないため、シルバスの作業スピードは有能のそれと思っており、彼が壊したものの修繕が「明日の仕事になる」とありがたがっている。
【人間関係】
・社長である「パパ」を溺愛している。
・労働嫌いなブロビに、労働の素晴らしさをわかってもらいたがっている。
【セリフ】
「よぉ〜し、今日も一日、がんばるぞ〜!」
「残業するならちゃんと片付けてから帰るんだよ〜」
【キーワード】
身長:平均160cm前後
一人称:まう
性格:真面目、のんびり、疑わない
好きなもの:?
口癖:?
生きがい:?
【詳細】
ビャッコパシティに沢山いる量産型群生パシアン人。
シティの労働力など、人手が必要な役職を担っている。
正式名称は「フターツァショツァーシィ」。
基本的には真面目で、与えられた指示に従うが、悪く言えば物事を深く考えず、本能に忠実で愚かな性格。
しかしフターシィ達は互いに意識を共有しているかのような結束力を持っており、大勢が集まれば、それは「大きな力を持った1人の人間」に等しくなるため、シティの人間はフターシィらを対等な人間として扱っている。
ただし放っておくとサボるため、普段は上司のシルバスやマデンスが管轄している。
また、全体をコントロールするため、シティの地下にある「オオメンサマ」を神として信仰させている。
個々に自意識はなく、多数で一つの存在であるが、稀にレアな個体もいる。レア個体のほとんどは集団の中にいながら仕事をしていない。
【レア個体】
・サラーライ
いつでもどこでも忙しそうに皿を洗い続けている。
・フェフクスキー
現場で仕事をせず無意味にホイッスルを吹いて腕を振り回している。
・アルチスト
絵を描いてはパシンの元へ添削をしてもらいに行っている。
・パストト捜索隊
シティの中で行方不明となったパストトの捜索命令を与えられた3人組。いくら探しても見つからないので、いつものんびりお茶を飲んでサボっている。
【人間関係】
・シルバスを理想の上司だと思っている。
・マデンスは優秀な科学者だと思っている。
・にくるはおいしい肉だと思っている。
【セリフ】
「入界審査です。身分証明書だしてください」
「あらら〜、びゃッこパシーへの耐性が著しく低いみたいですね。残念ですが入界は認められません。おかえりください」
【関連アイテム】
・工具
【キーワード】
身長:約1.6m
性格:大人しい。人懐っこい。
鳴き声:「まうわう」
生きがい:不明
【詳細】
人面獣のびゃッこパス。
食肉用や移動手段として飼われている。
また、一部の異世界では「顔が良い」とされ、剥製としての価値もある。
雑食で、「自分は強い」と思っているので、同族が食べられていても気にしないどころか、共食いをすることすらあるらしい。
ビャッコパシティの企業「益安堂」からヨツァーシのソフビが製造販売されているが、異世界では本来の用途とは違った使われ方をしたことによる事故が頻発し、悪名高い獣名でも知られている。
【人間関係】
・フターシィ達とは顔が非常によく似ている。
・シティでフターシィ達が活発に働いている時期は、ヨツァーシを見かける頻度が減る。
【セリフ】
【キーワード】
・家畜
身長:163cm
一人称:わたし
性格:明るく素直
好きなもの:歌って踊ること
生きがい:生きること
【詳細】
「フレッシュドール」という人の形をした肉の塊。
マデンスによる作品で、ビャッコパシティのアイドルとされている。
好奇心旺盛で感情豊かな人間のように振る舞い、負傷をすれば痛みに反応して必死に生きのびようとする。
しかしそれは全てプログラムされたパフォーマンスであり、彼女の中に意識や感情は存在していない。
肉体のほぼ全てが食用可能なたんぱく質で構成されており、活動停止した肉体は解体して再利用されたり、コラボ先の飲食店やファン向けのグッズなどになる。
とある一体だけを除いて、全てのにくる以外のシティの人々はこのことを知った上で彼女を推しており、「こみやにくるだけが真実を知らない」という体裁で運用されている。
【セリフ】
「にくにこーっ!一にクルクル、にくるくる!三、四がなくて、ごはんのお供…?いつでもフレッシュ、こみやにくるでーす♪」
「このハンバーグ、とってもおいしい!ところでこれ、なんのお肉ですか?」
【キーワード】
・肉塊
身長:30cm〜(可変)
一人称:?
性格:甘えん坊
好きなもの:チョコチップクッキー、ナゲット、ケチャップ
生きがい:甘やかされること
【詳細】
パシンのイマジナリーフレンド。
「他人から甘やかされたい」という欲求を自己解決させるために作り出した人形。
自ら動いて幼児のように振る舞うが、実際のコンセプトは「甘やかされるために幼児退行をしているひと」であり、本当に幼いというわけではない。
髪脚(はっきゃく)というツインテールのような器官を使って歩いたり手のように動かすことができるため、見た目ほど不自由はない。
会話はほとんどせず、ぬいぐるみの鳴き笛のような声や、クーイングで意思疎通を図る。
ごく稀に「パン」などの簡単な単語を喋ることがある。